『カルメン』よりー毒
イラスト書道>2020年 古代文字×名作文学展
使われている古代文字:毒
元になった書籍「カルメン」(プロスペル・メリメ 著)
毒は、婦人がかんざしを3本さしているところからできた文字です。その姿が毒々しいというところから来ています。この字にふさわしい美女が描きてくて、師匠に相談したところ、オススメされたのが、『悪女入門 ファム・ファタル恋愛論』(鹿島 茂 著)でした。その中には、数々の名作の中に出てくる出てくる、なんともドラマチックな美女というか、悪女というか、、、。男性の人生を狂わせる女たちが紹介されていました。今回は、その中から、「カルメン」を選びました。綺麗な薔薇には棘があるとはこのことです。でも、どうしても手を伸ばしてしまう魅力があるんですよね。そんな女性を描きました。