サロメ〜窩〜
イラスト書道>2021年 古代文字×名作文学展2
使われている文字:窩
元となった本『サロメ』(オスカー・ワイルド 著)
戯曲を初めて読んだのですが、慣れなかったけど面白かったです。全体的に会話が噛み合っていない感じが不思議でした。出て来る全ての人物が、サイコパスというか、クズというか、、、(笑) サロメといえば、踊りのご褒美に、恋をしたヨカナーンの首をおねだりし、その結果殺されてしまったヨカナーンの生首を持つシーンがあまりにも有名です。それをどう表現しようかなと考えて、生首と対峙したサロメは、非常に官能的な会話をします。もうそれは、相手など全く見ていない恋です。 窩は、死者の残骨からきた文字で、盗賊の巣窟を表したり、犯罪に関する語に用いることが多い文字で、ぴったりだなと思いました。
Size:30.5㎝×48㎝(額縁なし)
Price:133,000