虚しいままいくのか、情けない現状を変えるか〜人生の基本
Oct 22, 2019
私が、アートを始めたきっかけは
書道を広めたいとか
絵と書の融合が面白いとか
色々あります
だけど、おそらく一番は
人生が虚しかったから
です。
うだつの上がらない、この現状を
どうにかしたかったのです。
苦労して、とても入りたかった出版社に入りました
でも、心の中は何かが満たされない
穴が開いたままのようでした。
団長師匠は、こうおっしゃいます。
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ 虚しいままいくのか、 情けない現状を変えるか それが多くの人の人生のテーマです。
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私にとって、その打開策が
アートでした。
元々好きだった書道や絵を、
才能がないから無理だと
諦めてしまっていました。
その思いをぶつけて、
字と絵を組み合わせた瞬間
頭の中できらめくものがありました。
私の人生は開ける!
そう思ったのです。
実際に、本の出版が決まったり
ニューヨークで賞をとったり
各地で個展が開催できるようになったり
独立したり、
海外の展覧会に出品できるようになったり
思ってもみないことが
たくさん起こりました。
それは、喜ばしいことで、
感謝でいっぱいなのですが
それでも、どこか虚しい気持ちがあります。
華やかで楽しい濃密な時間があるからこそ
そうではない時間に
落ち込むことも多くなりました。
光が強くなったので、影が濃いのです。
この虚しさからどうやって抜け出せるのか
そんなことを考えていた時に
団長師匠からこんなメールが来ましたよ。
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芸事にも基本があるように
人生にも基本がある。
そして、その基本がしっかりしている人ほど
自由な人生を歩める。
ぼくはそう思っています。
感情が乱れたり、気分でやったりやらなかったり、
他人のことばかりとやかく言ってたりするのも
全て基本がなってないからです。
人間をアートとして見たら、
わかりますよ。
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人間をアートとして捉える。
書道と絵を融合させた作品を書いていると
こういうのが書きたいと
いきなり、古代文字を書こうとする人がいます
でも、私は楷書や行書の基礎から
始めることをお勧めします。
基礎の上に、自由な創作があると思っているからです。
自由は、基礎の応用です。
基礎の線があってこその自由な線です。
書道で考えればわかります。
しかし、それが人生も同じとは。。。!
人生で、私はいきなり華やかな
自由な作品を作ろうとしました。
すぐに創作をしようとしたのです。
今まで基礎をやってこなかったにも関わらずです。
そして、うまくできないと沈むのです。
そんなことは、よく考えると当然ですね。
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そなたは、
規律正しくやることに我慢できない。
うまくいかないと、すぐ放り出す。
逃げる。
正当化する。
人としての生き方も同様です。
毎日コツコツやろうとしても、
すぐ放り出しますから。
何度も同じことを注意され、それでも直さない。
意味がわかってないから直せない。
直さなくてもいいと思ってる。
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そんな言葉を、師匠からいただきました。
いやいや、お恥ずかしい話ですね。
華やかな作品は、地道なコツコツから
できるものです。
人生もきっと同じで、
コツコツと基礎を重ねたその先に
自由な人生が待っているのだと
そのためには、基礎は重ねて
自分が人として成長しないといけないのだと
やっと気付きました。
なんとも未熟。
私のいう人生のアートは、なんて未熟なのかなと思いました。
イラスト書道家 和全